20年アルバム15選+アニソン10選

2020年にリリースされたアルバム私的15選です。今年は10枚に絞り切れなかったので15選になってます。例年通りめちゃめちゃ偏ってます。
番号振ってますが順位等はありません。順番はABC/あいうえお順です
※批評ではなく、ベタ褒め記事です




1. Andy Bell 『The View From Halfway Down』

我らがシューゲイズレジェンド、RIDEのAndy Bellによる初のソロアルバム。
発表当時からワクワクしてたんですが、いざふたを開けてみるとこれまた最高な内容に仕上がってました。サイケやエレクトロニカを中心としたサウンドで構成されており、それが抜群に心地いい。もともとサイケ方面にも造詣の深いAndyだからでしょうか、サイケのアプローチには確かな説得力があります。決して派手なアルバムではないんですが、綿密なサウンド構成のおかげで飽きずにアルバムの世界、音に没入できます。
デビューソロアルバムなのに恐ろしい完成度を誇っています。さすがはベテランといったところでしょうか
☆#1 Love Comes in Waves





2. Beach Bunny 『Honeymoon』

米シカゴを拠点に活動しているパワーポップバンドの1stフル。
これぞインディーだ!ギターロックだ!パワーポップだ!と言いたくなるような、往年のパワポファンも唸る内容になっております。思わず口ずさみたくなるようなメロディにストレートなギターサウンドがもうたまりません。9曲25分という収録時間も良いッ!
2021年1月には新作EPもリリースされるぞ!
☆#5 Ms. California






3. The Flaming Lips 『American Head』

サイケの王様The Flaming Lipsによる16枚目のアルバム。
リップスの中でここまで「美しい」という言葉が似合うアルバムがあったでしょうか?
ノイジーなサイケデリアをかき鳴らしていた初期、極彩色でド派手なサウンドを奏でていた中期、独自のサイケデリアを追求してきた後期(近年)、それらを経てたどり着いた先が、今作のあまりにも美しく夢見心地なサウンド。素晴らしい・・・
不穏な雰囲気のインストもありますが、「歌」は全曲メロウでやさしさに満ちたつくりです。
じっくり聴いて作品の世界に浸りたいと思わせてくれるアルバムですよ。
The Soft BulletinやYoshimi Battles~のような派手さはありませんが、彼らのキャリア史上、最も美しい作品だと思います
☆#9 Mother Please Don't Be Sad





4. Fleet Foxes 『Shore』

米シアトル出身のインディー・フォークバンドによる4th。
リリースされた日である9月22日の前日、21日にいきなり発表されてビビり散らかしたのをよく覚えています。
肝心の内容はというと、どこまでも開けて澄んだサウンドとRobin Pecknoldの伸びやかなボーカルが織りなす、やさしさに満ち溢れたアルバムだと思ってます。すべての楽器の音が柔らかく、その柔らかさが直接楽曲にも反映されているようで、ただただ気持ちいい。1曲目と2曲目を聴いて、今作は間違いなくベストに入ると確信しましたね。
ちなみにフィジカルでのリリースは2021年の2/5のようです
☆#2 Sunblind





5. Fontaines D.C. 『A Hero's Death』

アイルランドはダブリン出身のポストパンクバンドによる2nd。
カッコよすぎるぜFontaines D.C.・・・。正直それぐらいしかいうことがないです。
淡々としたボーカルにザクザクとしたノイジーなギターサウンドで押してくると思いきや、A Lucid Dreamなんかでは歌は熱をもち、それに呼応するようにギターも性急に突っ走る。楽曲ごとに静と動を振り分けているような感じのする構成になっています。ひたすらにカッコいいよ・・・。
自分はFontaines D.C.、Shame、Idles、The Murder Capitalを勝手に現代ポストパンクの四天王と呼んでるんですが、Fontaines D.C.が一番好きです
☆#4 A Lucid Dream





6. Islet 『Eyelet』

ウェールズ発のサイケバンドによる7年ぶりの3rd。
ウェールズSuper Furry Animalsといい、Gorky's Zygotic Mynciといい、ちょっと変な?サイケバンドを輩出してくれる土地だなあと勝手に思っているんですが、彼らIsletもその例にもれず、確立された独自のサイケデリアを鳴らしているように感じます。
前作から7年経っていることがまず驚きですが、今作で彼らは自身のサイケデリアの極みに達したんじゃないかと思えるくらいのサウンドを鳴らしています。どこまでも浮かんでいけそうな浮遊感、つかめそうでつかめない絶妙なバランスの音像。現代サイケデリアの最高峰だと思います
☆#7 Clouds





7. Kidsmoke 『A Vision in the Dark』

ウェールズ出身のギターポップバンドによるデビューAL。
個人的に今年最もリリースを楽しみにしていたアルバムです。
メロディーが良いのはもちろん、澄んだボーカルと軽やかでキラキラしたギターサウンドがもうドストライク。流麗なリードギターが、楽曲の爽やかでドリーミーな雰囲気を底上げしているんじゃないかと思ったり。とにかく最高品質のギターポップを聴かせてくれます。
私的2020年の新人王はKidsmokeです。
ギタポファンはこれを聴け!
☆#5 She Takes You Under





8. Spinning Coin 『Hyacinth』

ギタポの聖地、スコットランドグラスゴー出身のバンドによる2ndフル。
これまたギターポップバンドなんですが、こちらはヘロヘロボーカルとジャカジャカギターという、これぞグラスゴーサウンドな音を鳴らしてます。高音でヘロヘロなSean ArmstrongとキレたボーカルのJack Mellinが、ソングライティングとリードボーカルをそれぞれとっているため楽曲にも幅があります。GhostingではヘロヘロのSeanがキレッキレのボーカルにシャウトを見せてくれるなど、前作からの変化も窺える素晴らしい内容に仕上がっています
☆#2 Feel You More Than World





9. Tama Impala 『The Slow Rush』

オーストラリアのミュージシャン、Kevin ParkerによるプロジェクトTame Impalaの4th。
これも一聴して今年のベスト入りを確信したアルバムです。
今作では前作までに比べてサイケ要素が薄れ、ポップに寄った内容になっているんですが、それが良い。今作は歌物としての側面が強いのでそう感じるのかもしれません。限りなくポップスに振り切ったサイケ、最高じゃないですか。「サイケ要素が薄まった」というよりは、サイケとポップが今までよりさらに深く融けあったサウンドになってるんじゃないかと思います。
サイケへの入り口にもなりうる作品だと思います
☆#10 It Might Be Time





10. The 1975 『Notes on a Conditional Form』

今や押しも押されぬスターとなった英マンチェスター発のバンドによる4th。
今作は前作の延長線上にある作品であることは間違いないんですが、より雑多な内容になっている印象です。曲ごとに見ればそれぞれバラバラでまとまりがないように感じる(実際そう)んですが、不思議と通して聴けちゃうんですよね。ただいい曲が並んでいて、それを順番に聴いていく、それだけで好きになっちゃう。間違いなく現代のポップスの最高峰だと思います。
エンディングであるGuysの美しさと言ったらもう・・・
☆#11 Me & You Together Song





11. 鈴木愛奈 『ring A ring』

声優・鈴木愛奈による1stフル。
オープニングが度肝を抜かれました今作。声優のアルバムでインストから始まるなんてビビるわぁ!
鈴木愛奈さんの歌唱力、声のふり幅を存分に堪能することのできる曲がずらっと並んでいて、いやあいいですね、最高です。王道でポップな曲からインスト、本人の持つ民謡スキルを活かしたような曲もあり、まさしく「鈴木愛奈のアルバム」として完成された作品だと思います。
オープニングとエンディングがインストなのも個人的に好き。
☆#2 ヒカリイロの歌





12. THE NOVEMBERS 『At The Beginning』

我らがノベンバによる8th。
これまたすごいアルバムを出してくれました。前作の路線をさらに推し進めたような内容になっているんですが、インダストリアルの要素がより一層強くなったんじゃないかと思います。アルバムとしてのまとまりは前作よりも上がっていますね。かといって小さく収まっているわけではないと、このバランス感覚が絶妙ですごい。次は何をしてくれるんだ?というワクワク感もありますしね。
前作ANGELSでたどり着いた場所から、わずか1年でその先までいってしまうとは・・・。あまりにも進化が早すぎるのではないか???
☆#9 開け放たれた窓





13. BBHF 『BBHF1 -南下する青年-』

Bird Bear Hare and FishからBBHFに改称してから初のフルアルバム。
まさかのダブルアルバムとなった今作ですが、全曲びっくりするぐらい手触りが良い。音作りというか音の出し方というか、とにかく自分の好きな音を鳴らしてくれています。
ジャンルレスなアルバムなんですが、コンセプトアルバムということで全曲通して統一感があるのも好き。ジャンルレスということに気づかないぐらいの完成度なんじゃないかと思います。彼らのキャリアの中で最も好きなアルバムです。
☆#1-8 1988





14. THE PINBALLS 『millions of oblivion

メジャー移籍後2枚目となるフルアルバム。
メジャーに行ってもストレートな、ある種古典的なロックをやってくれる彼らにはもう信頼しかないです。スタイルがぶれない分、楽曲の良さがどんどん洗練されて言ってるんじゃないかと思いますね。曲が良いのでまあ飽きないんですよね。今作だと爽やかなオープニングからニードルノット、神々の豚の流れが特に好きです。
英国のCatfish and the Bottlemenと並んで、現在最も信頼できるロックンロールバンドの一つだと思ってます。
☆#2 ニードルノット





15. Helsinki Lambda Club 『Eleven plus two / Twelve plus one』

ヘルシンキの2ndフル。
いやー良いアルバム出してくれましたねー。今作は前半と後半で内容が分かれたコンセプトアルバムということで、意図をもってアルバム内で明確にサウンドを変えているのが面白くて好きです。あとこれは好みのによるんですが、全編通してギターの音がめちゃめちゃ良いです。ボーカルの処理の仕方も好き。ちょっとサイケな成分があるのも個人的に好きなポイント。
#1~#4の流れは必殺すぎると思います
☆#2 Debora





・ここからアニソン10選
こちらはただ並べていくだけになります。順番はアニメのタイトル順です


1.池袋ウエストゲートパーク
OP 「ニードルノット」THE PINBALLS


2.id:INVADED イド:インヴェイデッド
OP 「ミスターフィクサー」Sou


3.神様になった日
ED 「Goodbye Seven Seas」やなぎなぎ


4.空挺ドラゴンズ
ED 「絶対零度赤い公園


5.ご注文はうさぎですか? BLOOM
OP 「天空カフェテリア」Petit Rabbit's


6.呪術廻戦 
ED 「LOST IN PARADISE feat. AKLO」ALI


7.球詠
ED 「プラスマイナスゼロの法則」新越谷高校女子野球部


8.ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-
OP 「ヒプノシスマイク -Rhyme Anime-」Division All Stars


9.Lapis Re:LiGHTs
OP 「私たちのSTARTRAIL」ラピスリライツ・スターズ


10.ラブライブ!虹々咲学園スクールアイドル同好会
ED 「NEO SKY, NEO MAP!」虹々咲学園スクールアイドル同好会





以上!