21年アルバム20選+アニソン20選

2021年にリリースされたアルバム私的20選です。

例年通りめちゃめちゃ偏ってます。

番号振ってますが順位等はありません。順番はABC/あいうえお順です
※批評ではなく、ベタ褒め記事です

 

 

1. The Boys With The Perpetual Nervousness『Songs From the Another Life』

スコットランドのギタリストとスペインのドラマーによるユニットの2ndフル。

12弦ギターが奏でるキラキラした音とメロディが素晴らしすぎて、思わずうっとりしてしまいます。

自分はいわゆる「ギター・ポップ」と呼ばれる音楽が大好きで、それなりにディグってはいるつもりなのですが、このアルバムは今まで聴いてきたギタポレコードの中でもトップレベルに好きなアルバムになりましたね。

柔らかいサウンドが心地よく、いつまでも聴いていられそうな感覚になります。

全10曲で30分弱という尺も良い!

最高のギター・ポップ、パワー・ポップレコードですよこれは・・・

☆#7 Waking Up In The Sunshine

 


 

2. Clairo 『Sling』

来ました、Clairo待望の2ndフル。

Clairo本人の精神的な状況や時勢の影響もあってか、前作よりもかなり内省的な作品になっているように感じます。

割とインディー・ロック色が強くキャッチーな曲も多かった前作と比べ、フォーキーで静か曲が多いので地味に感じるかもしれませんが、そこがいいんですよね。

アコギの乾いた音、ピアノ、ストリングスの音色に彼女のキュート&ドライなヴォーカルが合わさって、まさに沁みるようなアルバムです。

寒い冬の夜に聴くと格別です

☆#2 Amoeba

 


 

3. Claud 『Super Monster』

米ブルックリン出身SSWのデビューAL。

アルバムを再生してオープニングの『Overnight』が始まった瞬間、スッと耳に入ってくる音の滑らかさと軽やかさ、お見事です。

ただ音が滑らかなだけじゃなく、どの曲も抜群にメロディーが良いので文字通りずっと聴いていられるアルバムだと思いますね。

ジャケと同じようにアレンジもカラフルで全然飽きない、すごいぜ。

内省的すぎず、明るすぎもしない、まさに「ベッドルームポップ」のお手本のようなアルバムだと思います

☆#1 Overnight

 


 

4. Courtney Barnett 『Things Take Time, Take Time』

オーストラリアのSSW、Courtney Barnettによる3rdフル。

正直やってることは前作まであんまり変わらないんじゃないかと思いますが、彼女の地元でレコーディングされたということもあってか、かなりリラックスした作品になっているような印象を受けました。

リラックスした雰囲気と彼女の気だるげな歌い方が見事にマッチして、ものすごい安心感のようなものがありますね。

リズム隊も適度に締まっているので、ただゆるいだけではないのもポイント。

まあとにかくギターの音が良い・・・

☆#6 Take It Day By Day

 


 

5. Drug Store Romeos 『The World Within Our Bedrooms』

ハンプシャー出身の3人組によるデビューAL。

4AD所属アーティストっぽい、夢見心地で幽玄なサウンドが気持ち良すぎる(実際の所属はFiction)

ゆらゆら揺蕩うようなシンセの音とタイトなリズムが絡み合った、この上なく美しいサウンドを聴かせてくれます。

ヴォーカルのSarah Downieのキュートかつダウナーな声と、バンドの出してる音の相性がものすごく良いのでそれだけでも高得点なのですが、楽曲の完成度もハチャメチャに高いので満点ですわ。

私的今年の新人王

☆#6 Frame of Reference

 


 

6. Gruff Rhys 『Seeking New Gods』

真正サイケ野郎こと、Gruff Rhysの7thアルバム。

今作を初めて聴いたとき、「これ、Super Furry Animalsの新作ってことにしない?」なんてことを思ってしまいました。

サイケとポップのバランスが絶妙なうえ、今までのソロ作品の中でも特にバンドサウンドっぽい作りになっているので仕方ないでしょう。

それでもやっぱりGruffソロ特有のやさしさと柔らかさが楽曲の端々から感じられるので、SFAのアルバムではないんだよなあ・・・

正直言って彼のソロアルバムでは最高傑作だと思います

☆#6 Holiest of the Holy Man

 


 

7. Japanese Breakfast 『Jubilee』

Michelle Zaunerのソロプロジェクト、Japanese Breakfastの3rd。

1stと2ndはシューゲやドリポの要素を多分に含んだ浮遊感のあるサウンドが特徴だったんですが、今作はドがつくほどのポップス。

もともと良いメロディの曲を書く人だったので、こっちの路線に乗ったらもう無双状態、無敵のポップアルバムが出来てしまいました。

80'sっぽい曲ありーの、シューゲっぽい曲ありーのでカラフルかつタイトル通りの、幸福感溢れるアルバムになっています。

クセになって気づいたら永久にリピートしています

☆#3 KoKomo, In

 


 

8. Jon Hopkins 『Music for the Phychedelic Therapy』

英国のプロデューサー、Jon Hopkinsの6th。

「幻覚セラピーのための音楽」というなかなか直球なタイトルのアルバムですが、

LSD的極彩色のサイケポップではなく、アンビエントっぽい静かな作品となっています。

セラピーってタイトルにあるし、ヒーリング的な感覚で聴いていたんですが、Jon Hopkins本人は「これはリラックスして聴く音楽ではないし、ヘッドフォンで大音量で聴いてくれたら嬉しい」的なことを言っていてびっくりしたのを覚えています。

洞窟で録られたというトラックには川の音や鳥の鳴き声などが入っていて、集中して聴くとまさに音に溶けていくような感覚に陥って、「確かにセラピーだなあ・・・」という浅い感想が出てしまいました。

何はともあれいいアルバムなので、ぜひ

☆#2~4 Tayos Caves, Ecuador ⅰ,ⅱ,ⅲ

 


 

9. Julien Baker 『Little Oblivions』

米メンフィス出身のSSW、Julien Bakerの3rdフル。

1stは弾き語り主体、2ndはそこにピアノやストリングス加えたようなアレンジで前2作はどちらかというと静かなアルバムだったのですが、今作はバンドサウンドを取り入れてダイナミックなサウンドになっています。

そのダイナミックなアレンジと彼女の繊細ながら力強さのあるヴォーカルが組み合わさって、文句のつけようがない最高のアルバムになってますね。

切ないのに力強くて、生き生きとしているのにどこか悲しくて。

なんだか自分の心にそっと寄り添ってくれるようなアルバムだなと勝手に感じています。

今年最も聴いたアルバムです

☆#2 Heatwave

 


 

10. Massage 『Still Life』

元ペインズのAlex Nadiusを中心に結成されたインディー・ポップバンドの2ndフル。

このアルバム、ジャングル・ポップ、ギター・ポップと呼ばれるジャンルの「答え」だと思ってます。

答えは言い過ぎかもしれませんが、「教科書」と言ってしまっていいと思います。

何が最高かってやっぱりキラキラ、ジャカジャカしたギターなんですよね、心の中のインディーキッズを刺激してもうたまらない。

軽やかに跳ねるような楽曲がズラッと並んでいるので、聴いていて単純に楽しいのです。

爽やかなアルバムなので聴くと心が晴れやかになります

☆#7 In Gray & Blue

 


 

11. Mt. Misery 『Once Home, No Longer』

イングランド、ハートプール出身のギター・ポップバンドによるデビューAL。

柔らかいサウンドながら憂いのあるメロディがいかにもな感じですが、これがまた素晴らしい。

晴れの日のような爽やかさと、どこか靄がかかったようなほのかな暗さが共存していて、じんわり心に沁みるようなアルバムです。

クリーントーンアルペジオ主体のリードギターがこのアルバムを象徴しているというか、飾らない日常の一部のような雰囲気がすごく好きですね。

派手さは全くありませんが、日々の生活にそっと寄り添ってくれるようなアルバムです

☆#1 The Dreaming Days Are Over

 


 

12. Teenage Fanclub 『Endless Arcade』

ギター・ポップの聖地グラスゴーの雄、我らがTFCの11thアルバム。

バンドの中心メンバーであったGerard Love脱退後初のアルバムということもあって、期待と不安が入り混じった中でのリリースでしたが、心配無用でしたね。

Normanのシンプルながらポップな曲と、Raymondのちょっとひねくれたサイケ風味な曲が以前とそう変わらない姿で収められていて、なんだか安心感がありました。

それと同時に、新加入のEuros Childsのキーボードによって、Normanの曲はよりポップに、Raymondの曲はよりサイケになっているようにも感じて、新鮮味もありましたね。

今は曲作りはNormanとRaymondの2人体制ですが、Eurosも書いてくれたらもっと面白くなりそうだなーと思ったり。なんてたって元Gorky’sですからね。

相変わらず美メロの良い曲が並んでいるので今作も大好きです

☆#9 Back in the Day

 


 

13. Teenage Wrist 『Earth In Black Hole』

米ロサンゼルスを拠点に活動している2人組による2ndフル。

今作制作前にベース/ヴォーカルを担当していたKamtin Mohagerが脱退した影響か、前作と比べ結構音楽性が変わってます。

変わったというよりかは、曲の幅が広がってカラフルになった印象があります。

#4 Yellobellyなんかはドリーム・ポップか!?と思うような曲ですし。

前作はアルバム全編が重く、グランジっぽいサウンドでしたが、今作はどちからというとエモっぽいサウンドと雰囲気になってるように感じました。

激しく疾走感のあるサウンドと美しいサウンド、そこにキャッチーなメロディーが加わるので無敵ですよ。

非常に完成度の高いアルバムだと思います

☆#4 Yellowbelly

 


 

14. The Umbrellas 『The Umbrellas』

サンフランシスコ・ベイエリアから現れたThe Pastelsの後継者、The Umbrellasの1stフル。

音楽性はグラスゴー周辺のいわゆるアノラック系な感じで、C86直系ともいえますが、西海岸出身らしく?夏に聴きたくなるような爽やかさがあります。

このサウンドで男声女声混合ヴォーカルなの反則じゃないですか?

男声ヴォーカルのヘロヘロ具合と女声ボーカルの絶妙に拙い感じに、ジャングリーなギターサウンド、最高だぜ。

まさにあのころのインディーな作品。ノスタルジックでありながら、どこか新鮮味がある不思議。

でもやっぱりこのキラキラ感と清涼感、たまらんね・・・

☆#6 She Buys Herself Flowers

 


 

15. グソクムズ 『グソクムズ』

東京・吉祥寺出身の4人組による1stフル。

爽やかで優しい感じのメロとサウンドがこのアルバムの基本になってます。

ですがメンバー4人全員がソングライターということもあって、やさぐれた感じ曲やちょっとムーディな感じの曲もあって、幅があるのもいいですね。

「いい曲」だけが詰め込まれた、新人らしからぬ落ち着いた、非常に完成度の高いアルバムだと思います。

ついつい口ずさみたくなるような、キャッチーなメロディでありながら、全くしつこくない抜群のバランス感覚が最高です。

素朴で懐かしいサウンドですが、しっかり現代に通じるアレンジになっているので全く問題なし。

単純にいいアルバムです

☆#4 駆け出したら夢の中

 


 

16. TENDOUJI 『Smoke!!』

千葉・松戸出身のインディー・ロックバンドの3rdアルバム。

ゆったりとしたオープニングからポップ・パンク然とした疾走感のある曲で始まり、美メロのギター・ポップ的な曲に入っていく流れがすごく好き。

曲が良いっていうのはもちろんですが、アルバムの構成も素晴らしいので流れるように聴けるのもグッド。

なんというか、肩の力が抜けた、彼ららしいアルバムになってるんじゃないかと思います。

なんと彼らは今作の前に「MONSTER」というアルバムをリリースしていますが、自分はこっちを選びました

☆#4 Young Love

 


 

17. ハンブレッダーズ 『ギター』

大阪出身の3人組による2ndアルバム。

正直ギターサウンドだけでいうならメジャーデビュー前のころの彼らの方が好きなんですが、今作はそのころと同じぐらい好き。

ノーマルなギターサウンドからアルペジオ主体のキラキラしたサウンドあり、ハード・ロック的なギターリフあり、メタルっぽい速弾きありと、バリエーション豊かで聴いていて楽しいですね。

このバンドはメロディの良さとそこに乗せる歌詞の語感の良さが抜群なバンドだと思っているのですが、それは相変わらず気持ち良すぎるぐらい素晴らしい。

あと、タイアップしまくりですごいビッグになりました、いいことです

☆#5 スローモーション

 


 

18. BROTHER SUN SISTER MOON 『Holden』

大阪を拠点に活動するインディー・ロックバンドの1stフル。

オープニングトラックを聴いただけで、「あ、これサイケなやつやな」ってわかるこの感じ、最高ですね。

ただサイケで埋め尽くされた難解なアルバムというわけではなく、むしろポップ寄りな内容になっているように感じます。

つかみどころのないフワフワした感覚のある音使いと、美しいメロディが合わさった非常に心地良い音楽を聴かせてくれます。

Beach HouseやTame Impalaなんかにも通じるサイケ・ポップなんじゃないかなあとも思ったり。

つまり最高ということです

☆#12 Painted Memories

 


 

19. Homecomings 『Moving Days』

京都で結成されたギター・ポップバンドの通常4枚目、メジャーデビュー後初となるアルバム。

前作の路線をさらに推し進めたような印象ですが、よりポップス的サウンドになって安心感のある作品になっているように思います。

このバンドの出すギターの音が大好きなんですが、ポップス寄りになっているから後退している、埋まってしまっているということはなく、変わらず良い音を聴かせてくれて嬉しいですね。

素朴な響きはそのままに、柔らかさにさらに磨きをかけて、聴いているだけでやさしさに包み込まれるような、あたたかい気持ちにしてくれるアルバムです。

彼らの自然体なギター・ポップサウンドをこれからも聴き続けていたいですね

☆#4 Good Word For The Weekend

 


 

20. YAJICO GIRL 『アウトドア』

大阪出身の5人組による2ndアルバム。

前作で「いいギターバンド」から「いいポップバンド」に変化したと勝手に思っているのですが、今作でその変化したサウンド完全にものにした感があります。

タイトル通り開けたサウンドになっていて、聴いていてすごく気持ちいいんですよね。

バンドの編成に囚われずに自由な音作りをしているような曲もあって、そういう意味でもオープンなアルバムだと思います。

あと単純に音がすごく良くて気持ちいい。

超高品質のポップスだと思います

☆#5 FIVE

 


 

ここからアニソン20選

こちらはただ並べていくだけになります。順番はアニメのタイトル順です

 

 

1. ウマ娘 プリティダービー Season2

OP「ユメヲカケル!」スペシャルウィーク(CV.和氣あず未)、サイレンススズカ(CV.高野麻里佳)、トウカイテイオー(CV.Machico)、ウオッカ(CV.大橋彩香)、ダイワスカーレット(CV.木村千咲)、ゴールドシップ(CV.上田 瞳)、メジロマックイーン(CV.大西沙織)


 

2. 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

主題歌「閃光」[Alexandros]


 

3. サクガン

ED「Shine」MindaRyn


 

4. シャドーハウス

ED「ないない」ReoNa


 

5. 呪術廻戦 0

ED「逆夢」King Gnu


 

6. スーパーカブ

OP「まほうのかぜ」熊田茜音


 

7. SCARLET NEXUS

ED「Fire」Yamato(.S)


 

8. すみっコぐらし 青い月夜とまほうのコ

主題歌「Small world」BUMP OF CHICKEN


 

9. 装甲娘戦機

OP「Dream hooper」逢田梨香子


 

10. 大正オトメ御伽噺

ED「真心に奏」土岐隼一


 

11. 月とライカと吸血姫

ED「ありふれたいつか」Chima


 

12. 東京リベンジャーズ

ED「トーキョーワンダー。」泣き虫


 

13. ビルディバイド -#000000-

OP「BANG!!!」EGOIST


 

14. ぶらどらぶ

OP「Where you are」BlooDye


 

15. 迷宮ブラックカンパニー

ED「ワールドイズマイン」ハンブレッダーズ


 

16. 無職転生異世界行ったら本気だす~

ED「風と行く道」大原ゆい子


 

17. やくならマグカップも 二番窯

OP「夢中の先へ」MUG-MO


 

18. ラブライブ!スーパースター!!

ED「未来は風のように」Liella!


 

19. RE-MAIN

OP「Forget Me Not」ENHYPEN


 

20. ワンダーエッグ・プライオリティ

ED「Life is サイダー」アネモネリア


 

以上!