個人的にいい感じのフレンチバンド5選

個人的にいい感じだなと思ったフランスのバンドたちです。めちゃくちゃ有名なPhoenixTahiti 80など以外で、主に2010年代デビューの人らです。



1. Granville


男女混合のギターポップトリオ。一応ボーカルも男女混合ですが、リードボーカルは女性。仏語で歌っています。この曲を聴いてもらえればわかっていただけると思いますが、とても軽やかで爽やかなギターポップをやっています。聴いていて非常に心地いい、こういう正統派ギターポップは大好きです。Tahiti 80とかが好きな人はこれもイケるんじゃないでしょうか。リリースされているアルバムは一枚だけのようです。



2. La Femme


なんだか不思議な男女混合の6人組。彼らも男女混声、仏語で歌っています。シンセポップやらサイケポップやらごった煮の音楽性が特徴なんていわれてますが、とにもかくにもポップな音楽をやってる人らです。しかしどっちかというと暗い雰囲気の曲が多い印象。月並みですが、さまざまなジャンルを消化して自分たちの音楽として表現することに長けたバンドなんでしょうね。80's New waveが好きな方は合うのではないでしょうか。完全に偏見になりますが彼らの歌を聴いていると、フランスでヒップホップが強い理由がわかる気がします。



3. Fuzzy Vox

※フィジカルはアナログ盤しかヒットしませんでした

ストレートなロックをしてるスリーピースバンド。先にあげた2組と違い、彼らは英語で歌っています。ガレージロック系サウンドで、The Hivesなんかに近いかもしれません。また彼らの曲の多くは3分ぐらいで、さらっと聴けてしまうのもいいですね。わかりやすいロックですよ、良い。ロックなんて2,3分でいいんだよ的な声が聞こえてきそうです(偏見)



4. Pendentif


ボルドー出身の5人組みインディーポップパンド。こんな感じの軽やかなギターポップの曲もあれば、ドリームポップ的な曲もあって、インディーポップ好きにはたまらないバンドではないでしょうか。個人的にはどこかTwo Door Cinema Clubっぽさを感じるようなバンドです。自分はシンセを前面に押し出したドリームポップも好きですが、ギターポップ曲のほうが好みですね。



5. Melody's Echo Chamber


最後は今年6月にニューアルバムをリリースしたMelody's Echo Chamber。正確にはバンドではなく、Melody Prochetというアーティストのソロプロジェクトですね。めちゃめちゃ良質なドリームポップを聴かせてくれます。サイケな雰囲気も感じますね。スルスル聴けてフワッとした世界に連れて行ってくれる、これぞドリームポップといった音楽でたまりません。
オーストラリアのHazel Englishや、ニュージーランドのFazerdazeといった、こういうドリームポップ系のアーティストが世界各国からまだまだ出てくるのはうれしい限りですね。




 フランス語のポップ、ロックは普段圧倒的に耳にする機会が多いであろう、日本語や英語ではないというだけでも新鮮な感じはあります。(いわゆる6,70のフレンチポップスを除いて)ですが、そんなのを抜きにしても単純に曲が良いんですよね。曲のよさに言語はそこまで関係ないのです。しかし、言語が変わればメロディーに乗せる言葉の数や、その乗せ方も変わってくると思います。そこには、新鮮味があるという面以外にも、楽しめる要素があるように思うのです。